ということで、剣日記始まります。

剣「先週の土曜日に納車され、行動範囲が格段に広がった剣です」
音「なんか、乗り回しすぎて近いうちに傷物にしそうな雰囲気がプンプンします」
剣「ほほう。否定できんな」
音「・・・」

剣「車が手に入ったことで通勤先から帰宅中に寄り道が出来る幸せを噛み締めています」
音「や、大阪にいたときも日本橋やらいろいろ寄り道してたと思うんですが・・・」
剣「ん~、それは電車を使って通勤してたじゃん。駅から店までは徒歩なわけで、なんか違うのよね」
音「よく分かりません」
剣「とにかく、道があればいけるところまでいけるのって素晴らしい」
音「剣さんの場合、道がなかったら勝手に作ってた印象があるんですけど・・・」
剣「それは、趣味の世界においてだな。自分が楽しめる環境を作るために努力する、コレ重要よ」
音「そして嫌われる」
剣「・・・」

剣「ということで、今日は少し遠回りをして普段行ったことのない店に行ってみました」
音「お子様入店禁止の店ですか?」
剣「そういう店の場合、行ったことのないではなく、普段あまり行かないだな」
音「さらっと、危ない発言をしない」
剣「今回は、普段行かなかった店に行ってみたので色々と物色してきました。来年度に向けてカートンでの購入額がいくらになるか、その店でのシングル価格のレート調査も兼ねて・・・」

剣「で、店内を歩いていたら小学生低学年くらいのグループがヴァンガードをしていたので、横からずっと観戦していました」
音「あ、剣さんお得意のファイトしようぜ。と乱入はしなかったんですね。得意の大人気ないデッキで大人気ない勝ち方で去っていくひどい人間だと思ってたんですけど・・・」
剣「なんてひどいやつだ。そんな人間許せない」
音「や、あんたのことだよ」
剣「や~、でも横から見ててすっごく微笑ましいのね。年齢だけあって、自分の持ってるカードプール内で必死にデッキを組んで遊んでるのを見ておじさんの昔を思い出しちゃった」
音「・・・」
剣「剣の小学生の低学年の時はカードゲームなんて知らなかったからね。おそらく5、6年生くらいの時にポケモンカードを知り合ったけど、カードなんてほとんど買えずに属性バラバラの悲惨なデッキだったと思うよ。でも、それが楽しかったけどね。パックをあける楽しみとかもあったわけで、1枚光るごとに目を輝かせていたあの頃・・・懐かしい」
音「もう、あの頃には戻れない。今では、開封式と言う名の作業とかしてますからね。人間、いつ堕ちるか分からないものですね」
剣「全てのきっかけは自分で稼いだお金を持った時に堕ちていくんだと思うよ。そして、1円でも安い所を見つけて・・・ってな感じでどんどん深い所に堕ちていく、堕ちていく・・・もう、戻れない・・・」

剣「でも、回りにいた友達と使うクランが分かれてたから、いい具合に交換は出来ているみたいでいいよね。そういう利益が絡まない純粋な関係」
音「剣さんの場合は市場のレートを調査して、それに基づいて交換しますからね。おー汚い汚い」
剣「まぁ、その店まで自宅から車で30分程度の距離だから休みの日を見つけて、また覗きに行ってみようかしら。きっと、新しい出会いがあるんだろうね」
音「そうやって、剣さんの新しい玩具も見つかるんですね」
剣「大丈夫よ。もう、人の心を折るようなことはしないから、怖くない。怖くないよ~」
音「・・・、やっぱり、まだ危険そうです」

剣「今日で分かったことは、今度からは車にもデッキを詰んでおかないとな。いつでもファイトできるように・・・」
音「仕事もきちんとしてくださいね」
剣「まぁ、何とかなるでしょう」